「曽爾村のフォカッチャ工房」の担当インテリアコーディネーター尾野実菜子さんにインタビュー(後編)
曽爾村に「ならまちのイタリア料理店nakamuraya」の工房「Focacceria Soni」が完成しました。
今回は、リノベーションの提案から施工まですべて木津川市の工務店・喜創が携わらせていただきました。
間取りやゾーニング、内装の提案などを担当したのは、インテリアコーディネーターの尾野実菜子さんです。
前編に続いて、写真とともにご提案内容をご紹介させていただきますので、ご覧ください!
目次
店内は大理石と「ゴールド」で高級感を演出
カウンターのデザイン
尾野さん:カウンター部分は大理石。デザインをアールにしたところが大きなこだわりです。店内でInstagram用の写真を撮ったときに映える内装を取り入れました。
ゴールドで高級感を演出
尾野さん:看板の文字や入口の取っ手、室内窓の窓枠など、ゴールドをポイントに使っています。
和室と工房をつなぐ土間の存在
3枚引き戸を開けると開放感あふれる空間に
尾野さん:土間と店舗の間にあるのは3枚引き戸。すべて壁側に引き込むことができるので、開け放つと開放感が広がります。
引き戸や窓側のカウンター、そのほかの建具などは色を合わせて統一感を持たせました。
将来、どんな形でも活用できる土間
尾野さん:工房から見える部分は土間にして、将来どんな展開にも使えるようなスペースにしています。土間は、母屋と小屋だった場所を渡り廊下でつないでいた部分。勾配がとてもきつかったため、どんなレイアウトにするかとても悩みました。
そこで、廻階段とスロープの回遊型にし、少しでも勾配を緩めるためにフロアーラインを下げて、土間+和室を小上がりにしました。
このグリーンの部分は私の手作りです。壁の照明を水面シリーズのものにし、勾配を生かして緩やかなカーブを描いているのは、水が流れるイメージですね。お店の裏に流れる川と緑を、店内に感じていただけるようデザインしています。
トイレは既製品を組み合わせてコストダウン
尾野さん:照明や鏡は丸いデザインのものを採用。カウンターのアールの曲線とのリピーティングを意識しています。
鏡はIKEAのもの。お手頃なインテリアもチェックして、いいものは導入するようにしています。トイレの手洗いスペースはINAXの半オーダー。小さなこだわりで、コストカットを実現しました。
「Focacceria Soni」が完成して
尾野さん:ご提案どおりに施工されているかを確認するため、曽爾村にもかなり通って、職人さんと細かく打ち合わせをさせていただきました。ご提案どおりの工房が完成して、うれしく思っています。
リノベーションの提案から施工まですべて木津川市の工務店・喜創が携わらせていただいた曽爾村のフォカッチャ工房「Focacceria Soni」について、ご紹介させていただきました。
店舗づくりやインテリアコーディネーターによるご提案に興味がある方は、ぜひ喜創にご相談ください!
「曽爾村のフォカッチャ工房」の担当インテリアコーディネーター尾野実菜子さんにインタビュー(前編)