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「曽爾村のフォカッチャ工房」の担当インテリアコーディネーター尾野実菜子さんにインタビュー(前編)

曽爾村に「ならまちのイタリア料理店nakamuraya」の工房「Focacceria Soni」が完成しました。
今回は、リノベーションの提案から施工まですべて木津川市の工務店・喜創が携わらせていただきました。

間取りやゾーニング、内装の提案などを担当したのは、インテリアコーディネーターの尾野実菜子さんです。
尾野さんは、以前「ならまちのイタリア料理店nakamuraya」様のトイレを自動水栓にするリフォームも担当しています。

「Focacceria Soni」には、尾野さんのこだわりがたくさん詰まっていますので、今回現地でインタビューさせていただきました。
お店づくりの内装に迷っている方や、これからリノベーションをお考えの方には、参考になるお話がたくさんありますので、ぜひご覧ください。

今回のリノベーションについて

尾野さん:工房部分はもともと小屋だった部分で、母屋と渡り廊下でつながっていました。小屋は躯体だけ残して、フルリフォームしています。

母屋は、間取りは変更せずに、フローリングやキッチンやトイレ、畳の入れ替えなど、リフォームを行いました。フォカッチャづくりを行うスタッフの方が泊まることも可能です。外観には手を加えていません。

リノベーションのご提案内容と全体イメージ

尾野さん:「工房でフォカッチャを焼いて通販で売りたい」というお話を中村さんから伺い、インスタ映えするような高級感のある内装をイメージしました。商品写真を撮影することを考えると、フォカッチャをどこで焼いているかというのは重要です。「高級なチョコレートをマダムが買いに来るようなイメージで、お客様に高級感を感じていただけるように、こだわったご提案をさせていただきます」と中村さんにお伝えしました。

曽爾村でイタリアを感じる工房に

尾野さん:曽爾村という場所ではあっても、「薪と石窯で焼く田舎のフォカッチャ」ではなく、「曽爾村でイタリアを感じるフォカッチャ」というおしゃれなイメージを目指しました。

また、古民家というのは閉そく感を感じるところがありますが、この工房は入って開放感を感じるゾーニングをプランしています。

大きな室内窓と開放感あふれるゾーニング

尾野さん:工房に素晴らしい厨房機器が入っているので、それを生かしたいと考えました。「ここでフォカッチャを焼いている」というグランドを感じてもらえるように、厨房を見せています。

レイアウトのお打ち合わせでは、一番にこの室内窓をご提案しました。窓の奥に焼き立てのフォカッチャが並んでいる様子が、入口から見えるのを想像するとうれしくなりますね。

大きな室内窓の格子部分はゴールドを提案

尾野さん:これまでこういった格子の部分は黒のアイアンが多く、見飽きている方もいると思います。そこで、「ゴールドを使いましょう」とご提案しました。この窓は特注。厨房の什器の高さと窓枠の面を合わせたところもこだわりです。

「Focacceria Soni」の看板へのこだわり

尾野さん:ブランディング担当者から看板のロゴが上がっていきたときは、バックの色が黒でした。ここはゆずれない部分でしたので、「当初のご提案どおり、文字はゴールド、バックには赤を使わせていただけないでしょうか」と中村さんにお話ししたところ、快くご了承いただけました。

看板は「火」のイメージ

尾野さん:微妙な色合いで文字のゴールドに合うものを選んでいます。「赤の色合いも森に馴染んでいる」と中村様にも喜んでいただけました。

看板周りはエイジング塗装の外壁を採用。現場で細かく職人さんに指示をして、エイジングを調整したこだわりの外壁です。職人さんも快く作業してくださったので、とても感謝しています。

照明の「赤」は、工房の「火」のイメージ

尾野さん:工房で火を使うイメージから、窓際の照明は赤を採用しました。

後編では、工房の内装についてさらにご紹介させていただきますので、お楽しみに!

「曽爾村のフォカッチャ工房」の担当インテリアコーディネーター尾野実菜子さんにインタビュー(後編)

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