新築でペットと共に快適な暮らしを!オススメ材質等を一挙公開
目次
人もペットも住みやすい環境に
少子化や核家族化が進んでいる影響により、ペットを飼う人が増えてきました。
そのタイミングはさまざまですが、新築を建てるときに迎え入れるケースも少なくありません。
しかし、そうしたいと考えているなら、新築のプランをたてる前にに検討しなければならないこともあります。
少なくとも以下の4点については十分に考えておきたいところです。
新築時、ペットの生活環境も考慮する
人間とペットは同じ動物ですが、いろいろな点において違いがあります。
人間は開放感を好む傾向があり、オープンな間取りは人気の物件では定番です。
たとえばオープンキッチンでは、リビングとキッチンがつながっており、料理をする母親はいつでも子どもや夫の様子を見られるようになっています。
しかし、ペットはそのような間取りに難色を示すことが多いです。なぜなら開放感があるということは、いつでも外敵に狙われる環境といえるからです。
野生の動物が何も遮るところがない場所で寝ていることを見たことはないでしょう。たいていは木や岩などの陰に隠れて、外敵による発見を警戒して眠るからです。
ペットを飼うことを前提にするなら、オープンな間取りにしすぎないほうが良いケースもあります。
掃除がしやすい環境に
初めてペットを飼う人が戸惑いやすいのは、いざ住んでみると予想以上に部屋が汚れてしまうことです。
ハムスターのようにケース内で生活をさせるなら大きな問題はありません。
しかし、犬や猫を家の中で放し飼いにするなら、どれくらい汚されそうかシミュレーションしておく必要があります。
もちろん、「うちはトイレの訓練をさせるから大丈夫」という方もいるでしょう。
トイレの訓練を欠かさず行うことは必須ですが、必ずしもそれが成功するとは限りません。
物覚えの良い子もいれば、いつまで経っても覚えられない子もいるのです。
少なくとも、いきなり成功することはないため、最初のうちは汚れてしまうことを覚悟したほうが良いでしょう。
さらに、体毛がよく抜けることも理解しておくことが大事です。
犬や猫は全身が毛で覆われているいるので、人間だけが暮らしている場合よりも、床に落ちている毛の量が圧倒的に多くなります。
新築を建てる際、段差を少なくし、掃除機等がかけやすい空間を創るのも1つの対策と言えるでしょう。
近隣対策も入念に
ペットの影響は、自分の家のみならず周辺の家にも及ぶことがあります。
それによって近隣住民との関係が悪化することもあるので軽く考えていてはいけません。
最も多いのは騒音の問題で、その代表といえるのは犬の鳴き声です。
犬が早朝や夜間に吠えると、かなり近所迷惑になってしまいます。
そのため、鳴かないようにしつけることが重要ですが、それだけでは対処しきないケースも珍しくありません。
最低限、事前に近隣に挨拶はしておきたいものです。
それで許されるわけではありませんが、先にペットがいることを伝えて謝っておけば、いく分かは風当たりが緩まることを期待できます。
ただし、鳴くことを我慢させすぎるとストレスになるため、室内飼いの場合は新築時から、防音対策を同時に実施しておくことが望ましいです。
ペットの種類により柔軟に対応する
一口にペットといっても多くの種類がいるため、特徴を考慮した環境を用意してあげなければなりません。
たとえば猫は日当たりの良い場所を好む習性があります。
そのため、人間によって生活するエリアを決められても、日光を求めて勝手に移動することが多いです。
したがって、この習性を理解したうえで、柔軟に生活のエリアを変更してあげる必要があります。
最初から日当たりの良い場所を指定してあげることで、猫も人間も落ち着いて暮らしやすくなるでしょう。
犬は活発に動き回るため、2階建てや3階建てであれば階下に音が響きにくいスペースを設けてあげることが大事です。
適温も種類によって変わるため、エアコンの温度を人間の都合で変更するのではなく、柔軟に調整してあげることも求められます。
ペットスペースの工夫
重要なのは人間とペットで使用するスペースのバランスです。
ただし、単純に体の大きさだけで決めるのは良くありません。
いろいろな要素を考慮する必要がありますが、最低でも以下の3つの観点を意識することが大事です。
間取りをどうするか
同じ新築でも注文住宅と建売住宅によって間取りの自由度には大きな差があります。
注文住宅であれば、あらかじめペットを家族の一員としてレイアウトを検討しましょう。
一方、建売住宅であれば既存の間取りをどう活かしてペットの生活に対応するのか考えなければなりません。
たとえば、寝室の横に空いている部屋があるからといって、ペット用に使用するのは好ましくありません。
人間と動物では生活のサイクルに違いがあるため、犬や猫の出す物音がうるさくて眠れない状況になる場合もあるでしょう。
また、ダイニングのそばにペット用のスペースを設けると、匂いが気になる可能性も。
新生活をリアルにイメージしたうえで、どのような間取りであれば問題なく暮らしていけるのかよく考えるようにしましょう。
匂い問題では、人のトイレにペット用の出入り口を付け、中にペット用のトイレを設置することで匂い対策をしている家庭も増えてきています。
新築注文住宅の場合は、最初からそういった工夫をすることができるので、後々ドアの工事等をしなくてもいいよう十分検討しておきましょう。
設置場所に問題はないか
間取りとも関係していますが、ゲージの設置場所に関しても慎重に決めなければなりません。
なぜなら、人間にとっては動物を入れておくための柵ですが、ペットにとっては自分の縄張り以外の何物でもないからです。
それが習性的に気に入らない場所にあると、縄張りとして認めたくないという意識が強くなってしまいます。
それでもゲージから出られないことに対して苛立ちを覚え、攻撃的な性格になってしまう恐れもあるのです。
したがって習性よく考慮したうえでゲージの設置場所を決めなければなりません。
たとえば湿気を嫌う習性を持つ種類の場合、浴室などの水回りを選ぶのは良くありません。
それ以外の場所を選択する余地がないのであれば、乾燥材を多めに置いたり換気扇を常に回したりするなどの配慮が必要です。
最近では階段下等にペットスペースを設置し、空間を有効活用する家庭も増えてきています。
安全対策は万全なのか
家庭内の事故はペットによって引き起こされることも珍しくありません。
たとえば、ストーブを犬が倒したことで火事になるような事例もあるのです。
配線を何度も強く噛んでしまい、漏電を誘発するような事例も見受けられます。
ポイントになるのは、動物は人間がまったく想定しない行動を取るということです。
いくらしつけても、人間のように理由まで理解するわけではありません。
動物は野生の勘は優れていますが、人間が暮らす環境においてそれを期待するのは難しいです。
自分の行動の結果を予測できない動物たちは、驚くほど危ないことを平気でしてしまいます。
ですから、人間が動物の行動を予測したうえで安全対策をしなければなりません。
ストーブが倒れないように固定器具を付けたり、配線に堅いカバーを装着して守ったりするなど、あらゆることを想定したうえで対策しましょう。
自分が動物になったつもりで、どのような行動を取るのか考えてみることも有効です。
ペットの事を考えたオススメの材質
注文住宅の場合は自分で建築素材を決められますし、自由設計でもある程度の希望は叶えてもらえます。
そのため、以下の2点を念頭に置いて選択するようにしましょう。
ペット毎のオススメ床材
床は動物が常に触れている場所なので、新築を建てる際、その材料は慎重に選ばなければなりません。
そう言われても、フローリングしかありえないと考えている人もいます。
その理由は絨毯や畳だと爪がひっかかって傷んでしまうというものです。
たしかに絨毯や畳は論外ですが、フローリングはペットの足腰に優しくないケースもあるのです。
自然界にそのようなフラットで堅いスペースは多くありません。
本来岩場などで生活していることが多い種類の犬などは、コルク材のような足に起伏が感じられるものが良いでしょう。
大型犬のように体重が重い動物の場合は、クッション材を選択することで歩行時の振動をカットしやすくなります。
ペットの体を保護することになるのと同時に、下の階に音が響くことを防ぐ役割も期待できます。
匂いが付きにくい壁材
壁材の選択も非常に重要です。
動物は自分の縄張りであることを示すために、あらゆる場所に自分の痕跡を残そうとするからです。
特に匂いを壁に擦りつけようとすることが多いので注意しましょう。
もちろん耐久性があることも条件になるので、両者を兼ね備えているものを選択することが理想です。
代表的なものはタイルであり、丈夫さにおいては他の追随を許しません。
爪でひっかいても、まったく傷つかない硬度を誇るタイルもあるのです。
汚れても簡単に拭き取れるため、匂いが染みつくような心配もいりません。
いろいろなデザインのものがあるため、選び方によって殺風景になることも避けられます。
また、壁紙にも消臭成分が含まれている製品があるので、デザイン性を重視するならそれらを選ぶことも一つの手です。
いずれにせよ、手入れのしやすさを考慮しておく必要があります。
その他新築時に考慮するポイント
上記の事柄を意識するだけでも、ペットと同居しやすい家を建てられるでしょう。
しかし、以下のポイントを追加で押さえておくと、理想的なペットとの生活を送りやすくなります。
お庭に余裕があればドッグラン導入も
犬は人間が思っているよりも走ることが大好きです。
そのため、頻繁に散歩に連れていくことが理想ですが、仕事や家事で忙しくてそうできないケースもあるでしょう。
このようなリスクを想定して、庭にドッグランのコースを設けておくことがおすすめです。
もちろん余裕がないと不可能ですが、敷地内にそのようなコースがあれば、わざわざ散歩に連れていく必要がありません。家の周囲をぐるっと回れるようにしておくのも一つの方法です。
人間にとって楽なのはもちろんですし、犬も好きなときに走れるのでストレスが溜まりにくくなります。
十分に駆け回らせることで、家庭内では大人しく過ごしてくれることが増えるでしょう。
ただし、燐家が近くにある場合は、ドッグランの時間帯に気を使うことが大事です。
多かれ少なかれ鳴き声や足音が届いてしまうからです。
ペット用の勝手口を設置
家には多くの扉がありますが、それらはペットが使いやすいものではありません。
扉は、基本的に人間が開けてくれないと移動できないようになっています。
行動を制限することも大切ですが、トイレの場所に辿り着けないような問題が発生するケースも見受けられます。
ですから、問題のない部屋への移動ぐらいなら、ペットが独力で行えるようにしたほうが楽です。
それを可能にするのがペット用の勝手口を設けることです。ペットが体を当てた力によって簡単に開くようにします。
後からそのような扉を設置するのは難しいですが、新築の段階で盛り込んでもらうことは簡単です。
ただし、ペットの体の大きさを想定したうえで設計してください。
小さすぎて移動できないケースや大きすぎて機密性が損なわれやすくなるケースもあります。
また、見た目が不自然にならないように壁や人間用の扉とのバランスも重要です。
まとめ
人生設計の中に、新築を購入してペットと一緒に暮らすことを想定している人もいるでしょう。
その生活を楽しいものにしたいなら、単純にマイホームとペットを手に入れるだけでは不十分です。
たいていの場合は、すぐに見通しの甘さに気付くことになります。
ですから、人間だけでなく、ペットにとって理想的な住居がどういうものか検討しなければなりません。
スペースや安全面の工夫によって、何もしない場合よりも遥かに居心地の良い環境にしてあげられます。
もちろん、近隣の住宅への配慮も忘れないようにしてください。ペットがご近所トラブルの引き金になるケースも多いからです。
あらゆる観点から生活のシミュレーションを行い、不安な要素を見つけたら事前に対策を講じておくことが求められます。
家を建てる前のほうが完成後よりも圧倒的に対処が容易です。
快適な暮らしを実現するために、材質などにもこだわって万全と感じられるマイホームを実現しましょう。
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