新築で理想の水回り環境を作る!生活導線等も考えて間取りを決めよう
目次
新築の水回りにおける注意点
設備の相談は工務店等へ
新築を設計から考える時、施主のこだわりをふんだんに取り入れたいところです。
設備の相談は、まず工務店等へするのがお勧めです。
なぜなら、これまでに数多くの工事を手掛けてきた工務店等であれば、どういう間取りや設備にすれば快適に暮らせるのかを知り尽くしているからです。
施主のこだわりが強すぎると失敗することもあるので、アドバイスを聞いて悪い点は修正していきましょう。
なるべく密集させる
たとえば間取りでは、水回りをどう配置するのかが重要なポイントになります。
具体的にどう配置するのかは、土地の広さなどによって変わってきますが、注意点としてはなるべく密集させるほうがいいでしょう。
水回りでは絶対に給排水管が必要になるので、バラバラに配置してしまうと長い配管を用意したり配管を通る経路を確保しなければならず、材料を多く使わなければなりません。また、そういう工事は手間がかかりますから時間と人件費も増えます。
何も考えないで水回りを配置すると、総建築費はどんどんと高くなってしまうでしょう。
それに、水回りの給排水管は使っていくうちに漏水や詰まりといったトラブルが発生することも。複雑な配管にしていると、応急処置をするのが大変ですし、修理をして交換するときに大掛かりな工事になります。
水回りを集中させていれば、給排水管のメンテナンスをするときに面倒なことが減るメリットがあります。
以上のことから、水回りの間取りはできるだけ1箇所にまとめるようにしておきましょう。
排水音等の近隣配慮
また、排水音等を考慮した設計にしたほうが良いでしょう。
これは家が完成して住み始めてから気がつく問題ですが、洗濯機やトイレを使った後やお風呂に入っているときには、排水管に大量の水やお湯が流れます。それらの音は意外と響きますから、リビングで寛いでいるときや寝室で寝ているときにはとても耳障りな騒音として聞こえます。
ですから、排水管をどこに通すのかを考えて置かないと、快適に過ごすことはできません。また、排水音等は家の中だけでなく、外にも響くことがあります。排水音等の近隣配慮も注意しておきましょう。
なお、新築では別の階層あるいは同じ階に複数のトイレや風呂を設置することがあります。
それは飾りではなく住む人が多いときに、トイレや風呂が混雑して時間がかかるのを防ぐためにはやむを得ないことです。
排水音の発生源が増えれば、それだけ影響を受ける場所も増えます。水回りの間取りを考えるならば、どこに排水音等が伝わりやすいのかを工務店等に確認しながら考えていかなければいけません。
なお排水管自体に防音加工を施した製品というのもあります。
排水管の周辺に遮音材を設置しておくことでも、音はかなり抑えられます。
そういった対策ができるのか工務店に確認しておけば、騒音問題に悩まされることがなくなるでしょう。
生活導線を考えた水回りの位置
水回りの配置を考える時、生活動線も考慮しましょう。
洗面所
洗面所は脱衣所も兼ねる事が多く、浴室の隣に配置するのが一般的です。ただ、洗面所は朝には洗濯をする場にもなりますから、家事をする人と洗顔や歯磨きをする人の動線が交差しやすくなります。
キッチンを洗面所に隣接させておき、別の面には廊下に通じるようにしておけば、狭い出入り口で混雑することは防げます。
また、最近ではランドリールームにウォークスルークローゼットがつながっている配置も増えてきました。ランドリールームで室内干しをし、そのままクローゼットに収納すれば、一連の導線を確保できます。ウォークスルークローゼットはその造り上、湿気が溜まりにくいというメリットもあります。
トイレ
トイレの場所ですが、リビングや自分の部屋を出た後に、いくつも部屋を経由するのはとても不便です。
家族にこれから用を足すということを知らせるようなもので、年頃の子供にとっては住心地の悪い家になってしまいます。まっすぐにトイレに行ける動線を考えた間取りにしておきましょう。
キッチン
玄関からキッチンへの距離が短いと、大量の食品を運びやすくなります。調理をしたあとに出る生ゴミも、すぐに玄関に持っていくことが可能です。
浴室
小さい子供をこれから育てていく世帯であれば、浴室と洗面所の場所を玄関に近づけておく方が良いでしょう。
子供は公園の砂場などで遊んできたら、体中が砂や泥で汚れています。
その状態でリビングやキッチンを通っていくと、床が汚れて後の掃除が大変です。
玄関からまっすぐに浴室に行って体を洗えるようにしておけば、そういった面倒をできるだけ少なくできます。
生活動線や家事動線を考えた間取りとは?快適な新築生活を迎えよう
その他、水回りに関して知っておく知識
二世帯住宅はバリアフリー設計も考える事
水回りについて考えるとき、知っておくべきことはいろいろとあります。
日本は高齢化社会になっていますから、介護のために高齢の親と同居する人は少なくありません。そのために二世帯住宅を建てることもあります。二世帯住宅はバリアフリー設計について考えるほうがいいでしょう。
なぜなら、高齢者は老化や病気によって、手足の自由が効きにくくなってきているからです。若い人には何でもないトイレや浴室の段差でも、転倒してしまうことは珍しくありません。高齢者は転倒すると、怪我の確率が高くなってしまいます。
バリアフリー設計はそういった事態を未然に防ぐために必要な措置です。そして、万全を期したいならば、転倒やすい水回りは段差を無くすだけでなく、手すりも設置しておいたほうが安全です。手すりがあれば、介助者がいなくても高齢者が自分で入浴や排泄をしやすくなります。
掃除・メンテナンスのしやすさ
それから、掃除・メンテナンスのしやすさは考えておくべきです。
キッチンであればビルトインコンロや壁のタイルなどは汚れがついてもすぐに拭き取れるようなものがお勧めです。浴室やトイレも、水垢が落としやすくカビが生えにくい素材を使った製品を選びましょう。
浴室の床であれば乾きやすく滑りにくい素材を採用しているメーカーが多いです。
汚れがつきにくくカビも生えにくければ、掃除をするときに力を込めて擦り落とす必要はなく、力仕事が苦手な人でも綺麗な状態を保つことが可能です。
若い頃は、特に苦労をしていなかった掃除も、年をとれば苦労することもあります。
そういうときにこそ、掃除・メンテナンスのしやすさを考えた水回りにしたことが大きな効果を生み出します。
2階に配置するケースも
一般的に新築では水回りは1階にしておき2階は書斎や子供部屋にするという事が多いですが、2階に配置するケースもあります。
洗濯ものを2階びベランダの干すなら、なおのことランドリースペースは2階に作りたいもの。2階にあれば、階段を上らずにベランダに直行して洗濯物を干せます。家事をする上で重要になる動線を短くできるというのは大きな魅力です。
また、浴室については、2階のほうが通行人の視線を気にすることがないという点では楽といえます。
ただし、水回りを2階に配置する際には、気をつけるべき点もあります。若い時は問題ないですが、高齢になるにつれて階段の上り下りが辛くなってきます。その時に浴室等が2階にあると誰かの手助けが必要になったり、そもそも浴室等に行く行為がストレスに感じてしまいます。
それから排水音が1階に響きやすいので、防音等の対策を講じなければいけません。
まとめ
新築の水回りは、よく考えないとコストがかかりますし、居住性が損なわれてしまいます。そういった問題が起きないように、できるだけ水回りの設備は一箇所に集中させましょう。
また、排水音が響くことも考慮して、リビングや寝室に影響が出ないような配置を考える必要があります。
利便性では、家事をする人が作業を邪魔されないように配慮しつつ、浴室やトイレの利用がスムーズにできるよう生活動線を考えた位置を考えていきます。
そして、高齢者が住む家であれば、転倒しやすい浴室やトイレはバリアフリー設計にしておき、手すりもつけておくとより安全です。
水回りは水垢がついたりカビが発生するので掃除がしやすい素材や構造であること、壊れたときには簡単に修理ができることも長期的な視点では必要です。
リビングや寝室を広くするため、洗濯をしやすくするなどの理由で2階に水回りを配置することもありますが、水の勢いが弱くなるといった問題があることを知っておきましょう。
以上のことを踏まえて、水回りの配置や設備や設備を決めていきますが、工務店等に相談をしながら話をすすめることが最善です。
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