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黒い外壁の家が建てたい!人気の理由とメリット・デメリット

この記事を書いた人:代表取締役 高橋成光
2級建築士。木津川市南加茂台の住宅開発に関わり、住宅建築メーカーの下請けで施工管理の基礎を学ぶ。その後、地元工務店にて分譲事業・不動産事業の立ち上げに携わり、2019年7月1日「株式会社 喜創」を設立。「安全で長く住んでいただける家をつくること」をモットーに、京都府南部や奈良県北部の注文住宅建築を手掛けている。

黒い外壁の家が増えた理由

こんにちは。木津川市・奈良市で新築を手掛ける工務店・喜創です。

みなさん、街を歩いたり、車で走っているときに、黒い外観の家が増えたなあと思ったことはありませんか?

木津川市には、JR木津駅近くに城山台という大きな住宅地が整備されていますが、2~3年前からブラックやネイビーの外観のおうちが増えました。

以前は、クリーム色とかベージュとか、白とか、淡いグレーとか、どちらかというと薄目の色合いの外壁を選ぶ人が多かったと思うんですよね。整った住宅地をうろうろすると、大手住宅メーカーが建てた家が多いせいか、どこを歩いても似たり寄ったりのおうちが並んでいました。

昨今の黒い外壁は、単なる流行かとも思いましたが、この増え方は尋常じゃないブームのような気もします。そこで今日は黒い外壁の家が増えた理由について考えてみたいと思います。

【間取り】家族の成長と共に育つ家

黒い外壁の家が街を席巻

先日、車で走っているときに、黒い外壁のお店をチェックしてみました。

すると、「美容院」「釣り道具屋さん」「バイク屋さん」「デニムショップ」「和食ダイニング」など、濃いめのグレーやネイビー、ブラックなど、黒っぽい外壁のお店は、想像以上にたくさんありました。

高級感があってお洒落なイメージ

調べてみると、国内の新築戸建てでの外壁は「窯業系サイディング」が70%を超えているのだそう。見た目はタイルだったり、木目調だったり、石積みのようだったりしますが、色あせや変色しにくく、掃除やメンテナンスも簡単なので使用される頻度が圧倒的に多いようです。

黒っぽい「ガルバリウム鋼板」に木目のサイディングを組み合わせているバイク屋さんがありましたが、確かに、クールでおしゃれな雰囲気が漂っています。さらに高級感も醸し出しているので、ショップ系の建物に黒い外壁を採用する理由には納得です。

あ、実は木津川市にある弊社・喜創も濃いグレー×木目の組み合わせでした!!!

先に紹介したクールでおしゃれな雰囲気を我が家にも!という理由で、自宅の外壁に黒っぽい色を選ぶお施主様が増えたということでしょう。

外壁の色選びでの注意点

失敗しても簡単には変えられない!

一戸建てにお住まいの場合は、周囲のおうちが外壁を塗り直したりすると、「うちの家の劣化が目立ってしまって……」なんて思った方は結構多いのではないでしょうか。

白も最初はいいのですが、窓枠のところから雨だれの黒ずんだ汚れがついてしまって、美観を損なってしまったというお悩みも多いのが現実です。

一般的な30坪の戸建て住宅の場合、外壁を塗装するには60万円~100万円ほどかかるといわれています。もちろん塗料の種類や劣化の具合で費用は変わってきますが、安くない費用がかかるのは間違いありません。

例えば、家を新築する際に自分以外の家族の反対を押し切って、自分の希望を押し通したのにも関わらず、それが失敗だったとしても、簡単には変えることはできないのです。

想像していたイメージと違う

一方、以前の外壁とは少しイメージを変えようと思って、色を変えてみたところ大失敗!というケースも実は少なくありません。

うちのご近所にも、ちょっと言い方は悪いのですが、明るいピンク系のオレンジ色に外壁を塗り直したおうちがあって、たぶん「こんなはずじゃなかった」と思われていると思うんですよね。

外壁材のサンプルは、当然サンプルなので家の壁と同じようなサイズというわけにはいきません。そのため、「あれ、こんな色を選んだっけ」とならないように注意が必要です。

まず、屋内では本来の色を見極めるのは難しいので、屋外で色を選ぶようにしましょう。

黒い外壁の家は、夏暑いは本当?

普通に考えると、白い壁より、黒い壁のほうが光を集めそうですが、屋根の色はグレーや濃い茶色などが多いことを考えると、その理屈はおかしいですよね。

外壁の中にある通気層や断熱材の施工をきちんと行っていれば、室内温度への影響は気にしなくても良さそうです。

汚れが目立つ、黒い外壁

黒い外壁は正直なところ、ほこりなどの白い汚れは目立ちます。ベージュなどの汚れが目立たない色を選ぶ方が多いのには、メンテナンス面での理由もあったんですね。

黒い外壁は、ほこりや泥はね、鳥の糞などの汚れはどうしても目立ってしまいます。これに関しては、手の届くところなら「こまめに掃除しましょう」という話になるのかもしれませんが、家の外壁となるとそういうわけにもいきません。

外壁の色はこう決める

メンテナンスのしやすさ

近頃は、メンテナンスコストのことを考えて、色あせなどの進行を遅らせる耐候性に優れた外壁がさまざまなメーカーから発売されています。

機能的な外壁として人気のある光触媒の壁「光セラ」は、晴れている日に汚れを分解し、雨が汚れをきれいに流してくれる点がウリ。セルフクリーニングしてくれるので、いつまでも美しい状態を保つことができるので、汚れが目立つということで敬遠されがちな白い壁も「光セラ」なら長期間美しさが持続するということで、人気があります。

こういったセルフクリーニング機能のついた汚れにくい外壁材を採用すれば、黒い外壁でも長期間にわたって美しさを維持することが可能です。

住宅を新築するなら、ぜひ工務店に「セルフクリーニング機能のある外壁材について知りたい」と相談することをお勧めします。

何より自分の好みを最優先

ここまで、さまざまな意見を述べてきました。ですが人生で一番大きな買い物かもしれない、大切な我が家のこと。外壁の色という大きな選択で、いろいろな理由から好みではない色を選んでしまっては、きっと後悔するに違いありません。

最終的に決めるのはお施主様自身。専門家のアドバイスは受け入れつつ、外野の声に惑わされることなく、外壁の色や素材を選びたいものです。

まとめ

ネットなどで「黒い外壁」のことを調べていると、「近所で建築中の家ですが、黒い外壁のようです。街並みから浮いているかんじがします」など、必ずしも好意的な声ばかりではないようです。

ですが、黒い外壁の家がこれほど多くなっていることを考えれば、「スタイリッシュでかっこいい家を建てるなら外壁は黒」と考えている方が多いのも事実でしょう。

メリットやデメリットについてよく検討した上で、外壁の色を決めてくださいね。おうちの新築や外壁のリフォームなどをご検討の場合は、お気軽に喜創までお問い合わせください!


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