新築で流行りのローコスト住宅とは?安さの秘密を一挙公開!
目次
ローコスト住宅の特徴?
多くの人が憧れる新築注文住宅。建てるとなれば多額の資金を必要とします。
一般的なサラリーマンだと貯蓄をしても一括で支払うことはとてもできないため、数十年もかけて返済する住宅ローンを組むことになります。
そういう状況を一変させるのがローコスト住宅です。
新築注文住宅の選択肢として人気の一つ
ローコスト住宅は、新築注文住宅の選択肢として人気の一つですが、その理由は日本が先進国であるにも関わらず名目賃金率が下がり続けていることにあります。
昔であれば苦労をすれば収入が増えるという希望もありましたが、今はいくら働いても収入が減るかもしれないという不安を抱えています。
そうなれば、さらに収入が減ったときの備えとして貯蓄をすることが増えて、マイホームの購入をしようとする意欲が減少しています。
当然、建築費を大幅に抑えられるローコスト住宅に対する需要が高まっても不思議ではありません。
たしかに従来の工法と比較すれば、材料や作業をする職人の腕が劣るケースもありますが、絶対に守らなければいけない建築基準法に定められている基準はクリアしています。
何より、広告費を削ったり仕入れ先を変更するなどを建築業者が努力することで、建築費を安くしています。
そのため、品質・性能が極端に下がることが無い事からローコスト住宅を選ぶ人が増えてきています。
1000万円代でも建てられる
従来の工法で住宅を建てると、全国的な相場として3,000万円以上はかかると言われています。
それに対してローコスト住宅は1000万円代でも建てられるのが特徴です。建築費を3分の1くらいに抑えられるので、住宅ローンを組むとしても返済の負担が軽くなります。
またローコスト住宅だと、人件費などを抑えるために工期が早くなるので、入居までの期間を短縮できるという魅力も。
そして住み始めた後は、コストを掛けていない分だけ増築や改築もしやすく、ライフスタイルにあわせて住環境を変化できます。
ただ、安いという特徴については魅力的と感じる人もいれば、不安を感じる人もいます。
住宅というのはただ人が住めるスペースがあれば良いわけではありません。
日本であれば地震や台風などの災害に耐える力がなければ倒壊してしまいますし、居住性を考えるならある程度の断熱性や防音性も必要です。
ローコスト住宅の安さの秘密
ローコスト住宅は、従来の住宅に比べて驚くべき安さですが、その秘密を見ていきましょう。
設備・仕様・建具がローコスト
まず、住宅を建てる基本的な部分といえる、設備・仕様・建具がローコストになっています。
設備といえばキッチンや洗面台に浴槽などがありますが、最新の技術が使われた高性能な設備を導入すれば、生活はしやすくなるでしょうが費用がかかります。
仕様は外壁や内装の仕上がりや工法についての条件であり、それもこだわれば高品質にできますが、費用がかさみます。
従来の住宅では、機能性を重視するために高い建築費が必要となっていましたが、ローコスト住宅であれば費用を抑えることを重視しています。
生活をしていく上で不便がない程度の設備・仕様・建具であれば、そこまで困ることはありません。
例えば建物の形状をシンプルにして必要となる設備や建具を減らしたり、デットスペースになりそうなところに照明やコンセントを取り付けないといった工夫をしていきます。
建物の形状をシンプルにするというのは、理想を言えば凹凸のない四角い家です。
凹凸があると、それだけ壁を余計につくらなければいけないので材料や手間がかかりますが、四角い家であれば単純作業で済みますし材料費がかかりません。
それから建具については機能性だけでなくデザイン性が重視される部分もありますが、そこまでこだわりがなければ、デザイン性に乏しい安い建具を取り付けても問題はないでしょう。
こういった工夫を積み重ねで、限界まで設備・仕様・建具がローコストになれば、建築費をかなり下げられます。
材料費がローコスト
続いて取り上げる秘密は、材料費がローコストになっていることです。
住宅を建てるとなれば、大量の木材や金属を使います。
そういった材料費は常に一定ではなく、仕入先やタイミングによってかなり安くできます。
たとえば、ハウスメーカーや工務店は自社が手掛けるローコスト住宅の規格をすべて同じにすれば、使う材料の種類やサイズも統一できます。
そこで標準仕様の材料を大量を仕入れたら、材料の単価を下げられます。
さらに材料を販売している卸業者では、倉庫で場所をとっている材料を処分するために、通常価格よりも安く販売するセールを行うことがあります。
そのタイミングで仕入れをすれば、材料費の節約になります。
人件費がローコスト
それから人件費がローコストというのも秘密の一つです。
住宅を建てるというときには、大勢の人が関わりますが、それは建築現場で働いている職人だけのことではありません。
住宅を建てたいという人に、自社を売り込むための広告宣伝や営業活動で動いている人もいます。
そういった人たちに支払う報酬も、すべて建築費で賄っていますので、総人件費がかかりすぎるとそれだけ建築費が上昇します。
そこで建築業者は広告宣伝・営業活動など建築現場以外の場所で発生する費用を減らしたり、建築現場で働く職人の数を減らすとか工期を短縮するといった努力をしています。
職人の数と手間を減らすと、住宅の品質・性能に問題がでるのではという心配がでるかもしれません.
しかしローコスト住宅では大量に仕入れた材料を使い同じ規格で家を建てることになることが多いので、工場で材料のカットや加工を済ませた状態で現場に運び入れることができます。
工場で作業をすることで建築現場での手間を省いているだけなので、品質・性能が極端に落ちるような手抜きをしているわけではありません。
また手間がかからないということは、ベテランの職人でなくても作業ができるので、その点でも人件費の削減に繋がります。
土地がローコスト
そして最後に取り上げる秘密は、土地がローコストということです。
いくら建物を建築する費用が安くなっても、土地代が高いと負担は軽減されません。
ですから、ローコスト住宅を建てるならば、土地がローコストでなければ意味がないです。
工事をする建築業者も、それを理解して土地代を安くしようと努力します。
たとえば土地代を下げるためにいわゆる狭小地にローコスト住宅を建てることが多いです。
ローコスト住宅は、材料費や人件費をかけないようにシンプルな設計にすることが特徴なので、むしろ狭小地には最適な住宅と言えます。
狭小住宅だと住みにくいというイメージがあるかもしれませんが、人の動きを計算して無駄を省いているのでコストをかけなくても、十分な居住性を確保できます。
こういった安さの秘密を知れば、建築業者がいかに努力をしてコストを下げているかがわかるでしょう。
そして、それらの秘密は施主が妥協をすることが前提です。
マイホームに自分なりのこだわりを持つ人が多いでしょうが、ローコストにするためにはどこかで諦めなければならない部分があります。
こだわりを捨ててでも、マイホームを持ちたいと願うならローコスト住宅には満足ができるはずです。
逆に、自分なりのこだわりを捨てきれないときには、納得できるローコスト住宅を建てることは無理です。
ローコスト住宅の建築は、それをよく考えて判断しましょう。
ローコスト住宅のデメリット
ローコスト住宅を建てる前には、デメリットも確認しておきましょう。
理想との違い
まず最大のデメリットは理想との違いや、住宅の品質・性能に限界があることです。
設置する設備や建具はコストがかかる高級品は使えません。
そういったものは、価格が高いほど品質や性能が高くなるものですから、安いものを使えばそこそこの品質・性能になるのは当然のことです。
また断熱性や防音性、耐震性などが従来の住宅に比べて低い水準であれば、冷暖房費や光熱費がかさんだり、建物が劣化や破損したときの修繕費などが発生します。
つまり、住宅を建てる時にかかるコストは抑えられても、ランニングコストが増えます。
それを踏まえて損益を計算すると、期待していたほどお得な住宅ではない可能性もあります。
こういったデメリットを見ていくと、理想との違いに困惑するかもしれませんが、何事も良い面ばかりではないのが現実です。
それでもなお、ローコスト住宅に魅力を感じるかどうかを考えてみましょう。
オプションで高くなる場合がある
そして、ローコスト住宅を建てるときに失敗したと言う声が多いのが、オプションで高くなる場合があることです。
建築業者が使うと決めていた規格以外の設備・材料を使うとなったときには、新たにそれらのものを調達しなければいけません。
そうなると、工事の内容が大幅に変わってしまうためにオプション費用がかかります。
どうしても、どこかに変更を頼みたいときには、標準となる規格・仕様を確認して、影響がでないようにする必要があります。
さらに長期的な視点で問題となるデメリットには、品質の保証があります。
従来の住宅ならば、数十年の保証を建築業者がつけてくれますが、ローコスト住宅では、保証のための費用もコストカットの対象です。
そのため、わずか数年程度の保証しかつかないこともあります。
保証が切れてしまえば、問題があったときには補修・修繕にかかる費用を自己負担しなければいけなくなります。
建築費を下げるためには、保証を犠牲にするのは仕方がないことと言う人もいます。
ですが、万一のことがあったときには、それで大きな損失を被る可能性があります。
まとめ
ローコスト住宅の特徴は、従来の住宅に比べて圧倒的に安いことにあります。
それは工期が早いので短期間で入居できることや増改築のしやすさという魅力にも繋がります。
安い住宅は品質・性能が悪いと思うかもしれませんが、それは建築業者の努力によってコストダウンに成功したからです。
決して住人に被害を与えるような手抜きをしてわけではなく、法的にクリアしなければいけない建築基準は満たしてます。
もちろん、いろいろなものを削っている分だけ品質・性能が低下してしまいますが、人が住むのには問題ありません。
そんな安さの秘密をもっと詳しく見ていくと、建てる際に不要な設備・仕様・建具を削ったりグレードを下げたりすること、安く材料を仕入れること、無駄な人件費を削ること、土地代を安くすることなどの営業努力をしたおかげです。
逆にデメリットになるのは、品質や性能は従来の住宅に比べれば劣ってしまうこと、それに伴い冷暖房費や修繕費などのランニングコストがかかること、保証が短かったりついていないことなどが挙げられます。
ローコスト住宅は安さに目を奪われがちですが、相応に犠牲にしているものがあります。
安心して暮らすためにも保証は充実させたほうがいいですが、それ以外の品質・性能、デザイン性などについてはどこまで妥協をしていけるかがポイントです。
よく考えた上で妥協ができると思うならば、ローコスト住宅の建築を依頼すれば良いでしょう。
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