土地探しで失敗しない方法とは?調べ方等を一挙公開
目次
土地を探す前に準備すること
住宅の購入などにおいて、まず大切なことは土地探しだといえます。
土地は選択肢が豊富で、環境条件も幅広いですが、一度選ぶと買い直すのが難しい特徴を併せ持ちます。 また、高額になりがちですし、多くの人にとっては一生物の買い物です。
だからこそ土地探しは準備が重要で、まずは接道義務など土地について知識をつけることが大切です。 接道義務は建築物と道路の規定のことで、住宅や土地探しにおける基本中の基本です。
更に、自分の希望の条件を洗い出すのも大事なポイント。自分にとって外せない条件とは何か、それを追求するのが先決です。
自分の希望の条件を洗い出す
土地の基礎知識や条件の選択肢が分かると、一見してばらばらに見えるような土地が分類できて、候補が絞り込みやすくなります。
当然ですが予算は有限です。例えば広さを優先して選ぶと、一方では立地条件の妥協が必要になるといったことがあります。つまり、少ない予算で理想に合致する土地を探すのは非現実的ですから、予算内でどのような土地を選べるか、その現実を理解することもまた必要でしょう。
土地の価格は地域や場所で大きく変わるので、そういった部分についても考慮することが不可欠。 子供がいる家庭であれば学校が近くにあるか、警察や消防は近いかなどが気になりがちです。
病院は誰にとっても充実している方が嬉しいですし、買い物や交通の便も求めたいところ。しかし、理想をいくら思い描いても、現実でそれを見つけるのは険しい道のりといえるでしょう。
接道義務など土地について知識をつける
土地探しの難易度を下げる為には、土地の種類や比較項目を理解したり、どういった選択肢があるか知るのが得策でしょう。
家を建てて住むとなれば、少なくとも10年はそこで暮らすことになりますから、後悔しない買い物をしたいものです。
勿論、周辺環境は刻一刻と変化しますし、時間の経過によって理想と掛け離れる可能性もあるわけです。将来を予測するのは困難ですが、それでも決める必要があるからには、時間を掛けてじっくりと選定することが重要です。
建ぺい率や容積率、用途地域といった基本的な用語について頭に入れて置くと、後々役に立つのでおすすめです。用途地域は特に肝心で、この点を理解していないと、折角良い候補が見つかっても目的に使えなかったりします。工業地域に住宅が合わないように、住宅なら住宅で適している用途があります。
事前に準備をするか否かで、随分と難易度は変わってきますから、最初は焦らずしっかりと準備しましょう。
土地探しの方法
工務店やハウスメーカーへ行く
土地探しの方法はいくつかありますが、工務店やハウスメーカーへ行くのは代表的な方法です。
工務店もハウスメーカーも、家造りに精通するプロですから、土地についても詳しく知識があります。また、持っている情報量が多いので、現在選べる選択肢の比較検討に役立ちます。希望を伝えて探してもらうこともできますし、話をしながら希望条件を絞り込むことも可能でしょう。
工務店やハウスメーカーは、顧客に対する提案力に長けているので、時に自分が思い描く以上の提案を行う場合があります。
本気で土地探しをしていることを伝えると、相手も本気になって探し始めるので、予算を上回る候補を提案してくることもあり得ます。
その為、相手を厳選して選ぶ必要が出てくるので、土地探しの前に信頼できるパートナー探しが必要でしょう。
顧客の希望を尊重することができて、ニーズを汲み取る能力が優れていれば、その相談相手は心強い味方となります。
土地の先にある建物をイメージしながら、希望にマッチする理想的な候補を提案できるので、そういうパートナーが味方につくと心強いです。
大切なのは電話やメールではなく、店舗に出向き対面で直接話しをすることです。 会話は細かなニュアンスを伝えるのに適していますから、拘りを持って土地を探す時は特に外せないところです。
インターネットで調べる
インターネットで調べる方法は、非常にポピュラーでハードルが低く、誰でも気軽に始められるのが特徴です。
手元のスマホやパソコンで、気になる条件をキーワードに探すだけですから、隙間時間が活かせて便利です。
何気なく写真を見比べるのも良いですし、そうすることで土地の種類や特徴が頭に入るでしょう。
もう少し本気で土地を探す場合は、土地情報を取り扱うサイトにアクセスして、予算や地域に用途を指定して検索することをおすすめします。
検索候補の数は情報量によりますから、なるべく大手の情報源を参照するのが賢明です。加えて、特定の地域に強みを持っていて、用途に特化している情報源が理想的でしょう。
相談できる相手が側にいないのはネックですが、その分気楽にリラックスしながら、自分のペースで土地を探せます。
他の方法と組み合わせる手もありますし、最初にインターネットで調べ候補をリストアップしておき、相談先に出向いて絞り込むといった方法が使えます。
最近は、条件を指定して候補を探してもらったり、気になる土地に関する相談を受けているサービスもあります。
ただ単に情報を提供するだけでなく、手厚いサポートでより良い土地探しを実現しているので頼りになります。
不動産屋を尋ねる
地域に密着する土地に詳しい相手といえば、やはり街の土地情報に精通する地元の不動産屋。不動産屋を尋ねる相談は、気軽さと取り扱い物件の多さに期待できるのがポイントです。
予約なしで何時でも足を運べますし、何より最新の情報を持っている可能性が高いので、鮮度の高い情報にたどり着けます。ハードルは低く期待のリターンは大きいですから、有力な土地探しの方法として検討に値するでしょう。
ただし、不動産屋は不動産の売買が専門なので、用途地域については考慮してくれても、建ぺい率などは軽視されることがあります。
詳細については自分で確認したり、施工会社に相談してチェックを受ける必要があります。細かい情報に関してはあまり期待できませんが、大まかに絞り込む目的なら十分です。
どちらかといえば住宅に詳しいプロですが、土地にも精通していますから、相談してみる価値はあるといえるでしょう。
自分の足で探す
自分の足で探すというのは、一見すると地味で時代遅れな印象もありますが、それは目的もなく闇雲に歩いた場合が当てはまります。ある程度候補の地域が決まっているなら、その中で歩いて回ることで、新たな発見に出合える可能性が高いです。
自分の足で探すやり方のコツは、空き地がありそうな場所を目指し、売却の看板が設置されていないか目を向けることです。意外な掘り出し物が発見できたり、写真だと分からない生の情報が手に入るので、自分の足で探すのは案外悪くない方法です。
交通の便を重視するのであれば、駅を起点に方角を決めて、その方向に歩いて空き地を探すのがおすすめです。
時間制限を設けておくと、希望する所要時間内の範囲で土地が探せるでしょう。 歩く時は交通量やお店などの施設にも目を向け、生活に適した環境か評価することも大切です。
しかし歩いて探す方法は時間と労力を使うので、インターネットで調べることや、工務店やハウスメーカーへ行く、不動産屋を尋ねる相談を先にした方が無難です。
時間的な余裕があって歩いて土地探しをしたいなら、最初から自分の足で探すのもありでしょう。
土地探しは焦りが禁物ですし、時間こそが失敗を遠ざけるポイントですから、どの方法を選ぶにしても時間を掛けることが原則です。
候補が多すぎて絞り込めない、専門知識が求められる部分を難しく感じるのであれば、素直にプロに相談するのが正解です。
土地の相場の調べ方
土地探しと予算は切っても切り離せない関係ですが、相場を知ることもまた基本かつ重要です。
国土交通省の土地総合情報システム
国土交通省の土地総合情報システムは、文字通り国土交通省が提供する仕組みで、不動産取引価格や地価公示、都道府県の地価調査価格を調べることができます。
利用は無料で誰でも使えますから、コストの掛からない有力な情報源に位置づけられます。
提供情報が豊富なので、まさに土地の総合情報システムですが、単純に土地相場の情報提供サービスと考えても便利です。
国土交通省の土地総合情報システムは、2006年に制度化された制度に基づき、運用とサービス提供が始まりました。 Webサイトが公開されているので、土地の相場を調べるにはまず、土地総合情報システムの公式サイトにアクセスします。
不動産取引価格情報検索のページを開くと、取引時期や用途地域と具体的な地域が選べるので、条件を指定して検索しましょう。これで条件に合致する候補が一覧表示されますから、必要に応じて条件を変えて再検索したり絞り込んでいきます。
成約済みの土地価格なので、国土交通省提供のサービスということもあって、検索結果の正確性や信頼性は本物です。
ところが、購入予定の土地そのものの価格ではないですから、正確性といっても限界がありますし、誤差は生じるものと理解することが必要です。
不動産情報サイト
不動産情報サイトは、国土交通省の土地総合情報システムを参照せず、独自の方法で価格を算出しているのが特徴です。
豊富な土地情報を持つ不動産情報サイトは、ノウハウを活かした算出を行っていますから、サービスごとに独自性が生まれます。
国土交通省の土地総合情報システムの結果と照らし合わせたり、不動産情報サイト同士の比較にも役立つので、土地相場を調べる方法の1つとして有用です。
メリットは、地域を段階的に選択して候補を絞り込めることや、面倒な条件の指定なく、新しい土地相場が分かること。沿線や駅の近くが調べられることや、特定のエリアを指定して調べられるのも快適です。
これは不動産情報サイトによりますが、地域の市区町村別の平均相場を提供しているサービスもあります。土地探しの初期段階で、全く候補の絞り込みが進んでいない人にとっても、不動産情報サイトは便利で役立つでしょう。
いずれか一方が優れているという話ではなく、それぞれの違いを知って使い分けたり、組み合わせて使うのが良いということです。
情報量や古い情報も求めるなら前者、シンプルで最新の情報だけを求めるなら後者と活用できます。
まとめ
土地探しで失敗しない為には、接道義務など土地の知識や希望条件の洗い出しといった準備と、具体的に探す方法の理解が第一歩となります。
工務店やハウスメーカーは住宅のプロですし、土地にも詳しく直接相談できるのが強みです。
インターネットで調べるやり方はハードルが低い上に、隙間時間を使えることが大きいといえるでしょう。
不動産屋は街の土地に詳しいですから、相談相手の候補になりますが、詳細について教えてもらえるかは相手次第です。
自分の足で探すのは労力を要しますが、実際に歩いたり土地を目で見て確認できるのは、他の方法にはない優位性です。
土地の相場は国土交通省の土地総合情報システム、不動産情報サイトの活用が便利で、どちらも相場の理解に繋がります。
ただ、土地の値段は基本的に上昇傾向にあるので、相場はあくまでも参考情報と理解することが大事です。
全ての希望が叶うとは限らない
言うまでもないことですが、土地探しは全ての希望が叶うとは限らないので、妥協の必要に関して念頭に置いておく必要があります。
土地探しにおける様々な条件は、選択の幅を狭めたり候補を減らす要因になります。
特に予算の制約は大きく、予算が小さくなるほど選択肢は減って選べる候補も限られてきます。
金額的な余裕を持たせられるのが一番ですが、予算を増やすのは難しいですから、より坪単価の安い地域を選んだり、交通の便などの利便性を妥協することになるでしょう。
土地の値段は基本的に上昇傾向にある
そもそも、土地は値段が上昇傾向でますます選択肢が限られていく状況なので、土地探しで失敗しない為により一層の注意が求められます。
相場ばかりは自力でどうすることもできませんし、安くなるのを待っていると何時になるか分かりませんから、待つにしても期限の設定が欠かせないです。
土地は全国各地に無数にあって、立地は良いのに何故か買い手がつかない土地も隠れていたりします。
そのような土地は狙い目ですし、万人受けする土地ではなくても、自分の希望にはマッチすることがあります。
場合によっては、自分の為に誂えられたかのような土地に出合えるケースも存在するので、そこが土地探しの面白いところです。
探し始めなければどういった土地があるのか分からないのは事実ですし、これまでの相場も現在の価格も不明なままでしょう。
ところがひと度情報を集めたり調べ始めると、今度は地域ごとの傾向や価格傾向が見えてきますし、自分にとって本当に希望する条件とは何かが明確になっていきます。
複数の情報源を持ったり、様々な相談相手や土地を探す方法を獲得すると失敗の恐れが減らせるので、情報や相談相手を味方につけて土地を探しましょう。
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