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日本との違いはどこ!?香港の住宅事情。

みなさん、おはようございます。

木津川市・工務店(株)喜創のCo-fitコーディネーター中筋恵子です。

Co-fitとは、あなたのこだわりと個性にフィットする、喜創の新しいブランドです。

私は今年3月に喜創のオンラインイベント“春のインテリアマルシェ”で、【幸運を呼び込む風水グリーン】いうテーマで、香港の方達が、生活の中のあらゆるところに風水を取り入れていることをお伝え致しました。

YouTube「Co-fitチャンネル」で動画をご覧いただけます。

私は、6年前まで家族で香港に住んでいました。今回は、当時私たちが住んでいた住宅の写真を差し込みながら、日本と香港の住宅の機能性を比較してみたいと思います。

香港は高層ビルばかり?

香港の面積は、約1110平方キロメートル。香港島+九龍半島+新界+264余りの島でなっています。

日本と比較すると、東京都の約50%。沖縄本島や札幌市と同じくらいの広さです。

香港は都市のイメージが強いですが、意外にも山が多く、そのため平面が少なくなり、その少ない平面に745万人もの人が住んでいるため、どうしても建物が上に高くなってくるという訳です。

左)私たちが当時住んでいたエントランス。右)1階から3階はクラブハウスなど、その上からが住宅スペース

香港の間取りはコンパクト

日本でいうマンションは、香港ではフラットと呼びました。

フラットの間取りはファミリーで住む場合、キッチン、ダイニング、リビングの他に、2ベッドルーム又は3ベッドルーム + 2バスルームというのが一般的です。

ただ、居室が全体的に狭いです。

メインのベットルーム以外は、ベッドを置いたら、ほとんど家具は置けない程狭いというのが印象的です。

ただ、建物内には大抵クラブハウスがあり、プール、プレイルーム、ジム等が併設されているため、

小さなお子さんが居る家庭では、プレイルームを利用して遊ばせている方が多かったです。

香港の不動産屋さんからもらった平面図

日本は地震、香港は火事対策

日本は世界中の活火山の7%近くがあると言われているほどの火山国のため、建物には地震に対しての備えが必要です。

一方、香港はほとんど地震に対して考えていないつくりになっています。

ただ、高層ビルの立ち並ぶ香港の住宅では、何より火を一番に恐れているため、住宅のつくりも火事を広めないことを第一優先に考えています。

50階建て32階のエレベターホールと共用廊下

香港と日本のマンションの違いを見てみましょう。

ワンフロアごとにシャットダウンできる間取り

香港では、もし火事が起きてしまった場合、別の住戸や上の階に火が回らない様に、また非難が直ぐにできる様に、共用廊下には避難用階段があり、頑丈な防火扉が付いています。

一方日本は、共用廊下や避難階段はほとんどの場合外部に付いているのでオープンです。

昨今多くなっているタワーマンションは、香港のフラットと同じ考えで、階ごとのシャットダウンというつくりになってきています。

香港の賃貸住宅は家具付きが多く、写真は入居時から付いている物です

香港にはオープンキッチンがない?

香港にはオープンキッチンがありません。これには、2つの理由があります。一つは、やはり火を出す所は必ず区切れる様にしておくということ。キッチンは独立しています。

料理をしながらダイニングに居る家族と話すとか、リビングで遊ぶ子どもを見ることはできません。

ちょっと孤独です。

もう一つの理由は、香港の家庭では「アマ」さんと言われるお手伝いさんを雇うことが多くて、その方達の職場のため、区切っているという理由です。

燃えにくい内装材 

各部屋のドアはそれ程までではありませんでしたが、玄関ドアはもちろんのこと、キッチン・バスルームの様に火を使う部屋のドアは少し重いものを使用しています。

内装の仕上げ材も同じで、日本では木を多く使うインテリアが多いですが、香港では石やタイルの燃えにくい材料で仕上げていることがほとんどです。

赴任したばかりの時、キッチンの人造大理石の床にオリーブオイルの瓶を落としてしまい、びっくりするほど瓶が粉々になり、破片が混ざった油まみれの床をどうやって片付けようかとしばらく呆然とした記憶があります。

リビング

日本で家を新築する場合、リビングは南向きにすることが多いですね。

香港の住宅では南向きはあまり重要ではありません。日差しが強いので、かえって敬遠されますし、何より香港は住宅から海が見えることが重要になります。

海の見える部屋と見えない部屋では賃料も変ってくるんですよ。

また香港の人達は、一所に一生住むことはあまりない様です。

暮らしが良くなったら、今よりもっと良い住宅に住む、ということを繰り返します。

リビングからいつも見えていた景色

違う国の生活を知るということ

私達家族が海外で暮らしてみて、大変収穫だったと思える点は、海外に出ると、日本の良いところ悪いところ、当たり前だった生活様式が、本当に良く見えたということです。

これは、香港が×で日本が〇と言うことではなく、私達は幼い頃から育った地域の生活習慣が身についていて、思った以上にその習慣に郷愁を感じることに気付かされました。

例えば、お風呂は湯船につかってゆっくり入りたい……とか(笑)。

なので、もしあなたがお家を新築したい、今あるお家をもっと快適にしたいと思う時、自分たちがどの様な生活をしたいのか、自分はどんな場面に幸せや安らぎを感じるのか、そんなところを考えることから家づくりを始めていただくと、きっと良い家づくりができるのではないかと私は思っています。

まだまだ香港については、お話したいことやエピソードが沢山ありますので、コラムを通して様々な視点を交えながら、お伝えしていきますね。

では、素敵な一週間をお過ごしください。

 

娘の部屋から見た、ビクトリア湾と九龍半島側


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