「bakery+ arinomamma」の引き出し付きショーケースを作ったのは古田光さん
こんにちは、木津川市の工務店・喜創です。
喜創が施工したパン屋さん「bakery+ arinomamma」が10月1日にオープンしました!パンに対するこだわりや、「森で摘むパン屋さん」というコンセプトどおりの内装などが話題となって、連日多くのお客様が訪れています。
目次
森で摘むパン屋さん「bakery+ arinomamma」のショーケース
すでにお店を訪れた方は
お客様がかごに摘んだパンをレジで
ショーケースに大切におさめられたパンと交換する
というシステムに驚かれたかもしれませんね。
ショーケースの下のたくさんの引き出しには
焼き立てのパンがたくさん入っているんです。
なぜ、こんな形になったのか。
「bakery+ arinomamma」の家具製作を担当した古田光さんにお話を伺いました。
古田光さん
木津川市に工房を構える家具職人の古田さんは、「ものづくり」から暮らしを支える職人コ-ディネ-タ-として、木製家具を中心とした空間づくり、DIYアドバイスなども行っています。
「bakery+ arinomamma」の引き出し付きショーケース
まずどんな内装・ショーケースにしようか、という話になって
「bakery+ arinomamma」の妹尾夫妻とスタッフでいろいろな案を出し合ったそうです。
いろいなパン屋さんのショーケースでいいなと思うものの写真を集めていたときに、奥様の秀美さんから「引き出しは?」という案が出ました。
そこからの秀美さんの行動力は素晴らしく、
すぐに引き出し付きのショーケースのスケッチを書いて来られたのです。
そのご要望をベースに
・パンの種類がたくさん入る
・あまり背の高くないスタッフも作業をしやすい
などのご希望も盛り込んで、引き出し付きのショーケースが誕生しました。
両引きのアイデア
最初は引き出しの中に入っているパンを
お客様にとっていただく、という案もありましたが
新型コロナウィルス感染症拡大の影響で
今は難しい状況です。
引き出しは両引きになっているので、
いずれは、お客様に引き出しの中のパンを摘んでいただく形にすることも可能です。
杉の抗菌作用と調湿性に着目
「bakery+ arinomamma」のショーケースを製作する際、妹尾さんから
販売するパンの乾燥を防ぎたいというご要望があり、
引き出しの中は塗装を行わず、パンが触れる部分にスギを使っています。
古田さんは、このブログでもスギの抗菌作用と調湿性について紹介しています。ぜひ、読んでみてくださいね。
森でパンを摘むための棚
森で摘むパンが置いてある高さの違う棚も古田さんが作ったもの。
「なかなかイメージがわかなくて
オリーブの木が店内に配置されてから、
棚のデザインや大きさを決めました」
脚となるアイアンの部分は、鉄を扱う職人さんに依頼。
・何種類のパンを置くのか
・子供たちも摘める高さにするのか
など相談し、この形になりました。
最初は、平らなテーブルに森で摘むパンを並べておく
というイメージだったと古田さん。
実際にオリーブの木が店内に設置されると、
ただ単に平らなテーブルを置くのではおもしろくない。
もっと、何かこの店に合う棚はないか、と思いめぐらせて
森の中心である、オリーブの存在感は生かしつつ
シンプルでありながら、遊び心のある棚が出来上がりました。
お店を訪れた子どもたちが、摘んだパンをかごに入れている様子は
本当に小人たちが森でパンを集めているようです♪
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喜創が施工を手掛けたパン屋さん「bakery+ arinomamma」が10/1(木)にオープンします!